2月1日のキャンプインに向け、12球団のルーキーたちが準備を進めている。即戦力としてフル回転することを期待されている選手もいれば、焦らずじっくりと育成すべき素材もいる。それぞれ、どんな未来予想図を描いているのだろうか。各球団が独自のカラーに沿って進める育成プランに迫った。 数年後を見据えて
最速163キロ右腕の入団で例年以上の喧騒に包まれている。最大級の注目を集める原石をどのように育て上げていくのか。成長過程であり未知数のフィジカル面を含め、周囲はその真の実力と育成法に熱視線を注いでいる。 大きな注目を集めているのが“令和の怪物”
佐々木朗希をどう育成していくかだろう。
ロッテの2020ルーキーは育成を含めて7人。大卒が5人、高卒が2人だが、2位の捕手・
佐藤都志也、3位の外野手・
高部瑛斗、5位の内野手・
福田光輝は各ポジションで即戦力となることを期待されているのは間違いない。サウスポーの
本前郁也、右ヒジ手術のリハビリから順調な回復を見せている捕手の
植田将太という2人の育成選手も大卒で、早期の一軍戦力入りが望まれている。
一方で高卒の2人、ドラ1・佐々木朗と4位・
横山陸人の両右腕については慎重に育成していく姿勢を崩さない。特に“球界の宝”となり得る佐々木朗に対しては、球団の総力をあげてバックアップする体制が整いつつある。
1月11日、本拠地ZOZOマリンでの新人合同自主トレ初日。12月の新入団発表会以来となる佐々木朗の姿を見た
井口資仁監督は、「やっぱりでかいな、と。この自主トレからキャンプでまたどれだけでかくなっていくのか楽しみ」と笑顔を見せながら、「この時期は毎年、楽しみと期待があるが、まずはケガをせずにやってもらいたい。新人は張り切るものだが、どれだけ自分を抑えることができるか。焦る必要はないし、焦らせるつもりもない。しっかりルーティンをつかんでいってほしい」と続けた。
「体力強化、体の強さを今以上に高めていきたい」と自主トレでのテーマを掲げた佐々木朗自身も・・・
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