2018年までの4年連続のV逸はチームワーストタイ。再建を託されて指揮官の座に就いたのはリーグ優勝7度、日本一3度を誇る原辰徳だった。若いコーチ陣をそろえたフレッシュな首脳陣の下、坂本勇人を二番に据える攻撃野球で5年ぶりの頂点に立った。 5年ぶりのVに坂本勇人[右]も満面の笑顔
初回に2点を取る打線
原辰徳監督が5年ぶりに現場復帰したチームは、指揮官が第1のターゲットに据えていたセ・リーグの覇権奪回に成功した。前回の原体制最終年である2015年から昨季まで4シーズン(16〜18年は
高橋由伸監督)にわたって優勝から遠ざかっており、これは
巨人史上ワーストタイの記録。しかし、リーグ優勝7度、日本一3度を誇る名将の手腕はさすがだった。選手たちは6年前から大きくメンバーが入れ替わったが、世代交代の過渡期にある中でベテラン、中堅、若手が見事な融合を見せた。
特にチームの象徴はキャプテンで結果的にリーグMVPとなる坂本勇人を二番に据えた超攻撃的な打線だろう。チーム打率.257はリーグ2位だが、663得点、183本塁打は同1位。中でも・・・
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