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“令和”新時代を切り拓く男たち RISING SUN INTERVIEW

日本ハム・渡邉諒インタビュー 真っすぐな情熱 「143試合すべてに出るんだという強い気持ちでやっていきたい」

 

昨季はプロ6年目にして眠れる才能が大きく花開いた。セカンドのレギュラーの座をつかみ、成績は軒並みキャリアハイを更新。特に一番の武器であるパンチ力ある打撃でシーズン中盤からはクリーンアップの一角も任された。見据えるのは長年ファイターズのセカンドを担ってきたあのレジェンドを超えること。急成長を遂げる24歳のホープが、野球への真っすぐな情熱を胸にさらなる飛躍を誓う。
取材・構成=松井進作 写真=山口高明、高原由佳(インタビュー)


泥臭くひたむきに野球と向き合う日々


 栗山英樹監督もその成長に目を細めるチーム待望の強打を兼ね備えた若きセカンド。昨季は開幕こそ右内腹斜筋肉離れで出遅れたが、戦列復帰した4月5日の西武戦(東京ドーム)でいきなり本塁打をマーク。以降、欠場した試合は5試合だけとポジションをつかんだ。勢いに乗る2014年のドライチがさらなるブレークに向け、闘志を燃やしている。

──ちょうど1年前のいまごろは練習試合で右内腹斜筋を痛めて無念の戦線離脱。それだけに、まずは万全の状態で開幕を迎えたいという思いが強いのではないですか。

渡邉 本当にそうですね。昨季も順調に来ていた中でのケガだったのですごく悔しかったですし、歯がゆい思いもしました。だからこそ今シーズンは開幕からしっかりと出られるようにコンディションの管理には気を配っています。ただ、ケガを恐れてばかりでは人間成長できないので、追い込むところはしっかりと自分自身を追い込んでキャンプもやっているつもりです。

──今季から小笠原道大コーチが新たにチームに加わり、キャンプの練習内容や時間も例年に比べてかなりハードなものになっています。実際にメニューをこなしてみていかがですか。

渡邉 ヤバいです(苦笑)。高校生に戻ったような感じです。でも、すごくありがたいことですけどね。あれだけのすごい方に教えていただけるわけですから。いまは貪欲にいろんなことを吸収したいと毎日思っています。

──技術的にはどんな言葉を具体的に掛けられましたか。

渡邉 一貫して小笠原さんからずっと言われているのは・・・

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