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プロフェッショナルが見たキャンプの“裏表”

鹿取義隆が見たキャンプの“裏表”「藤浪に感じた復活の予感。佐々木朗のブルペン見たかった」

 

開幕まで1カ月を切り、キャンプで実戦も本格化しているが各球団、新コーチの指導ぶりや話題の新外国人、期待の若手の実力は果たしてどうか。キャンプの“裏表”をじっくり取材した鹿取義隆氏のリポートをお届けする。

順調な調整を続けていた西武・松坂


復活を期すベテランと楽しみな若手たち


 まずは復活に向け、注目される3人の話からいこう。

 西武では松坂大輔のブルペンでの投球を見た。昨年は二軍戦の登板を見ているが、そのときよりもかなり状態がいい。しっかり腕が振れ、順調に来ているように見えた。もちろん、全盛期の球威は戻りようがないが、多彩な球を操りながらのピッチングは、パ・リーグの打者が強く振ってくるだけに有効かもしれない。さらに言えば、一回りめだけかもしれないが、対戦相手にかつての「松坂大輔」の残像もあると思う。間隔をあけていけば、それなりに勝てるのではないか。

 打者ではソフトバンク柳田悠岐に持ち前の強いスイングが戻っていた。故障明けの昨年後半とはスイングの力強さが違う。本人も「打つのはまったく問題ないですよ」と言ってたが、守備は不安があるということだった。

 阪神では、藤浪晋太郎のブルペンを2度見ることができた。技術的には・・・

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