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いま12球団はどう動いているのか

DeNA・野手に大きな問題はないが、投手の調整スケジュールは考える必要がある

 

新型コロナウイルスの世界的感染拡大が止まらない。日本プロ野球に続き、メジャー・リーグも開幕の延期を発表、センバツ高校野球は中止となった。ここでは12球団が、いまどのような動きをしながら、開幕にそなえているかを紹介しよう。
※情報は3月15日現在

シーズンが幕を開けても「ヤスアキジャンプ」は禁止されてしまうのか。選手、ファンは複雑な思いだ


少なからず影響はある


固まっていなかった先発ローテーション争いが継続。無観客試合、「ヤスアキジャンプ」禁止の可能性にハマの守護神は複雑な心境を吐露している。

 東日本大震災による2011年の開幕延期を選手時代に経験しているラミレス監督は「野手に大きな問題はないが、投手の調整スケジュールは考える必要がある」と述べた。最低でも約3週間は練習試合が組み込まれる見込みとなり、チームは陣容が固まっていなかった先発ローテーション争いが継続されることになった。

 ローテ確定済みは2年連続の開幕投手がほぼ確実な今永昇太と、キャンプから好パフォーマンスを示し続けた濱口遥大。ラミレス監督は3月7日のソフトバンク戦(横浜)で一軍昇格、4回2失点と好投した平良拳太郎に「90%の確率でローテ入りするだろう」と太鼓判を押したが、当初20日の開幕予定日が迫る状況でも先発6枠の半分はいまだ競争にあった。

 残り3枠を巡っては先発再転向の石田健大、2年目の上茶谷大河大貫晋一、20歳の櫻井周斗、新外国人ピープルズ、ドラフト2位新人の坂本裕哉らがしのぎを削る。坂本は1日の西武戦(長崎)で打ち込まれて評価を落としていただけに「アピールする機会が増えたことは、ギリギリの立場にある自分にはプラス」。さっそく13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で4回1安打無失点の快投を演じて、開幕先発ローテ争いに再浮上した。

 一方で、順調なステップで「3.20」に合わせてきた選手は難しい調整を・・・

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