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いま12球団はどう動いているのか

阪神・ファンとつながりをより強く持って開幕を迎えていく

 

新型コロナウイルスの世界的感染拡大が止まらない。日本プロ野球に続き、メジャー・リーグも開幕の延期を発表、センバツ高校野球は中止となった。ここでは12球団が、いまどのような動きをしながら、開幕にそなえているかを紹介しよう。
※情報は3月15日現在

開幕延期の期間、ナイン全体でファンへファンサービスを続けてつながりをさらに強固にし、そのときを迎えるつもりだ/写真=早浪章弘


ファンに元気を与える


有事だからこそ、ファンのために──。緊急ミーティングを行いその強い思いをチーム全体で行動に移し、虎ファンとつながりを持ちながら来るべき開幕を迎えていこうとしている。

 球界屈指の人気球団としての責務を果たそうと球団全体で動き出した。

 開幕日が4月10日以降まで延期された3月12日、全体練習前の甲子園室内練習場に首脳陣、選手、関係者が集まり、約30分間の緊急ミーティングが開催された。開幕までの空白の1カ月間で何ができるのか、ホワイトボードに案が書き出された。

 ミーティング発案者の矢野燿大監督は「子どもが学校に行けないとか、いろいろ大変な思いをしている人が多いので、何か喜んでもらえることをチームとしてやりたい」と説明。直接ファンと接触を図ることが厳しい情勢だけに、SNSなどを通じて虎ファンに発信していく形を取る可能性が高くなった。

 矢野監督は以前から人一倍「ファンのために」という思いを持つ。新型コロナウイルスが世界レベルの脅威になっていく中、開幕延期を「やむを得ない」と理解した上で「今だから・・・

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