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いま12球団はどう動いているのか

西武・レギュラー陣は安泰の中、数少ないチャンスを巡って若手の競争は“延長戦”

 

新型コロナウイルスの世界的感染拡大が止まらない。日本プロ野球に続き、メジャー・リーグも開幕の延期を発表、センバツ高校野球は中止となった。ここでは12球団が、いまどのような動きをしながら、開幕にそなえているかを紹介しよう。
※情報は3月15日現在

開幕が延期されたが辻監督も慌てることなく、チームを率いていく


投手陣はそのままの予定


開幕延期でも主力に大きな影響はない。指揮官も慌てずに、若手を試せる期間が増えたと冷静に、前向きに新たな開幕を見据えている。

 リーグ3連覇への船出は思わぬ形で“停泊”を余儀なくされた。4年ぶりの本拠地開幕は延期が決定。辻発彦監督は「(開幕の)3月20日に向けて調整を続けてきたが、このような状況で延期は仕方ないと思う。調整はしっかり続けていく。楽しみに待っているファンもたくさんいるので、1日も早く開幕を迎えられることを願っている」と話した。

 オープン戦で総仕上げに入る段階で延期が決まり、精神面での影響が大きいようだ。3年連続本塁打王を狙う山川穂高は、8日の広島戦(マツダ広島)でオープン戦1号から2打席連発を放つなど調子を上げていた。「いつ開幕するかも決まっていない。自分の中では気持ちだけ、1回リセットしないといけない。体は仕上がっているのでやることは変わらない」と心境を明かした。もともと実戦をこなして仕上げていくだけに「(開幕まで)1週間は空けたくない。打席の空間に立ちたい。(試合を)やったほうがうれしい」と練習試合などの実施を望んでいた。

 19年目のベテラン・栗山巧は2011年にも開幕の延期を経験し・・・

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