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チームを変えた伝説の男たち

2003年の川崎宗則 駆け抜けた“全力野球少年”

 

ここからは、過去、自身が急成長、あるいは新人としてチームを劇的に変えた伝説の男たちを球団別にピックアップし、紹介していく。

開幕一軍入りを果たした2003年は規定打席にも到達し、打率.294、30盗塁をマーク


攻守走すべてでがむしゃらに


ファームで結果を残し、ようやく訪れたチャンスで開花。「ホークスの顔」となった。全力で野球を楽しむのが“ムネリン”スタイル。いまもなお、多くの人に愛されている。

 プロ入り直後から光るものはあった。ファームでは1年目から正遊撃手に定着した川崎宗則は、50メートル走5秒9の俊足、非凡な打撃センスを生かして成績を残す。3年目には打率.367でウエスタン・リーグ首位打者を獲得。それでも、一軍のチャンスはなかなか巡ってこなかった。

 それもそのはず。一軍の内野陣は一塁・松中信彦、二塁・井口資仁、三塁・小久保裕紀、遊撃・鳥越裕介と不動のレギュラーが君臨。ようやくチャンスが訪れたのが、入団4年目の2003年だった。

 同年は鳥越が故障により出遅れたことで、「二番・遊撃」で開幕スタメンに抜てきされた。開幕戦こそ無安打で終わったものの・・・

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