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The GOAL season.3 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「浪人時代の経験が今に生きる。今日、やるべきことをクリアに」

 

2018〜19年に連載したプレーヤーズコラムの、第3シーズンが今号よりスタート。いまなお進化を求め続ける右腕の思考を、マニアックなコラムにして綴ります。

個人調整期間中、ジャイアンツ球場のブルペンで力強いボールを投げ込む菅野智之/写真=読売巨人軍提供


 新型コロナウイルスのまん延でペナントレースの開幕が再々延期となり、見通しが立たない状況です。こればかりは自分でコントロールすることができないことで、仕方がないと割り切って考えるようにしています。ジャイアンツでは3月26日以降、個人調整期間としてトレーニングを継続していますが、このイレギュラーな状況の中、チームのみんなは気丈にふるまっているのではないでしょうか。それぞれいろいろな思いを抱えながら、一日一日しっかりと、来るべき開幕に向け、やるべきことに取り組んでいる。頼もしいですね。

 ペナントレースが延期となったこの期間、僕は『強化と継続』をテーマに取り組んでいます。もちろん、当初開幕予定だった3月20日に照準を合わせ、キャンプ、オープン戦と状態を上げてきました。4月中の開幕もなくなり、その先もいつ動き出すのか分からない状況で、「仕上げた状態をどうするの?」とよく聞かれますが、前述したとおり、『強化と継続』で引き続き、良い状態をキープすることを考えています。

 本来ならばペナントレース真っただ中のこの時期です。練習の毎日で、気持ちを維持することは簡単ではありません。このような状況下では目標設定が非常に難しいのですが・・・

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