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秋山思考 The Thinking!

秋山翔吾コラム「誰も経験していない状況を言い訳にしてはいけない」

 


ロスでトレーニング中。マエケンに感謝


 週刊ベースボールの読者の皆様、こんにちは。シンシナティ・レッズの秋山翔吾です。今季からメジャーリーグへ戦いの舞台を移しましたが、野球最高峰の地で僕が感じたことをつづっていく場を編集部に与えてもらいました。月1回ほどになりますが、よろしくお願いいたします。

 さて、僕は2月中旬からアリゾナでキャンプに入り、ほどなくして実戦に入りました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて3月12日(現地時間)にオープン戦が中止になるまで、一番打者として10試合に出場。成績だけを見ると打率.321(28打数9安打)、出塁率.367と上々の数字をマークしました。ただ、2A、3Aの投手もマウンドに立っている状況でしたし、変化球をあまり投じることなく、僕がストレートに対してどれだけとらえることができるか、捕手があえて試しているような感じもありましたからね。

 10試合の中ではバッティングの波もあって、納得のいった安打もあれば、悪い内容でも結果が出た打席もあって。そこから開幕までの10試合くらいでボールに対していい見え方のとき、悪い見え方のときをもっと理解したいと考えていました。だから3割を打ってはいましたが、まだ過程だったので。2割3分くらいだったら焦りはあったかもしれませんが、とにかく3割でもそれより低くなくて良かったというとらえ方です。バッティングへのアプローチに関して、次のステップに進むことができるという感覚でしたね。

 結局、16日(同)にシーズン延期が決まり、同級生の前田健太(ツインズ)と電話で話しているときに・・・

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