週刊ベースボールONLINE

平野謙の「人生山あり谷あり、感謝あり」

平野謙コラム 第1回「中学時代、姉と2人で金物屋を?」

 

俊足堅守の外野手としてセ、パにまたがり活躍した職人肌の選手。その波瀾万丈の野球人生を連載でお届けする。

バントの名手としても知られた[中日時代]


目標は20回?


 僕の話を連載で? 何回ですか? 3、4回? そりゃもったいなくないですか。10回にしましょう、いや20回!(笑)。面白い話がたくさんあるから心配しなくていいですよ。

 体形が変わらない? 確かに今はそうかもしれないですね。群馬(ダイヤモンドペガサス/BCL)で監督をやっていたとき、ノックやらで体は動かしていたんだけど、一人暮らしだったから、コンビニの炭水化物ばかり食べて一気に太ったんですよ。これじゃアカンと、東京に戻ってから一気に10kg落としました。

 健康のためとかじゃなく、今年、群馬でオリンピックの聖火ランナーも決まっていて、準備で体を動かしていたんです。それが1年後……。家族や友達が、応援をするんだと、現地のホテルを予約していたのも全部キャンセルです。コロナ騒動が始まってから、野球の解説の仕事もキャンセルばかりで、毎日、飛行機やホテルのキャンセルばかりしてました。ほんと、もう参ったな……。

 いやいや、僕の愚痴を聞いてもらう企画じゃないんだよね(笑)。

 僕は名古屋市の金物屋で生まれました。兄妹は姉が一人(内藤洋子さん)。作家になって当時の話を小説に書き、だいぶ前だけど、NHKのドラマにもなっているから、知っている人もいるかもしれないですね(「ようこそ青春金物店」)。

 6歳でオヤジが亡くなって、その後、店はおふくろが一人でやっていたんですが、僕が小学6年生に上がったときに・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング