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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「監督はもっとマウンドへ足を運ぶべきだ」

 

西武監督時代、リリーフの工藤公康[右端]にマウンドでボールを渡す筆者[背番号80]


 プロ野球は6月中旬から下旬をメドに開幕を目指すという。オールスターゲームは中止になったが、この時期にやる必要などない。いま一番大切なのは新型コロナウイルスに勝つ体を作ることである。

 今回は新型コロナウイルスから離れて、久々に野球の話題に戻ろう。テーマは投手のメンタリティーについてだ。

 巨人がV2を達成した1966年に堀内恒夫が入団してきた。どちらかというとかわいがっていた後輩だ。堀内はいいボールがあるのに、3-2のフルカウントまで持ち込んでしまう。内野陣が「俺たちがバックにいるんだから打たせろ」と諭しても、打たせてなるかという気持ちが前面に出てボールカウントの多さは変わらなかった。

 ヤクルトの監督時代で感じたのは、エースの松岡弘は味方が点を取った後が危ないということだ。「点を取ったんだからテンポよくほうれ」と言うと・・・

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