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日本プロ野球球団史

阪神・浮き沈みが激しくも勝利数3位の伝統球団

 

巨人6000勝企画に続き、他球団の歴史も簡単にではあるが、振り返っていく。果たして次の6000勝到達はどこ?そして、あの現役選手の歴代ランキングは?
※記録は2020年6月23日現在

伝統球団ながら日本一は1985年の1度のみ。この年は猛虎打線が球界の話題をさらった


球団初勝利は藤村の完封劇


 伝統人気チームの初勝利は華々しかった。1936年4月29日、日本職業野球リーグ創設1年目の開幕試合。名古屋金鯱軍との対戦で先発したのは藤村富美男。プロ野球の輝かしい歴史の最初の1ページ、阪神の晴れやかなスタートにして、藤村は何と金鯱軍を1安打に抑え初登板初完封の快挙を成し遂げた。さらに打っては4打数3安打2打点の大暴れ。3対0の勝利を収めたのだ。

 この年は惜しくも2位だったが、阪神は37年秋、38年春、44年、47年と1リーグ制時代に優勝を飾り、関西の人気チームとなっていく。

 戦後の50年代は2位が多く、村山実やバッキーなどの投手陣を中心に60年代に・・・

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