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ヤクルト・この勢い本物か?記録で見る首位巨人追撃の根拠と不思議

 

早くも独走態勢を固めるかに思えた巨人を追撃するのが、開幕前の下馬評ではBクラス予想が多かったヤクルトだ。今季も実は、チーム打率リーグ4位、防御率リーグ6位。果たして、このチーム、強いのか、弱いのか。
成績ほかすべては7月26日現在

7月25日、巨人との直接対決では川端慎吾[中央]のサヨナラ打が出た・写真=榎本郁也


しぶとさを裏付ける数字


 巨人が走り始めたセ・リーグで、必死に食らいついているのが、前年6位のヤクルトだ。開幕前の評価は低かったが、ここまで31試合を消化し、15勝12敗4分、首位巨人に3.5ゲーム差の2位につけている。今季のヤクルトの特徴は“粘り”。先制された後の逆転勝ちが5、先制し、ひっくり返された後の逆転勝ちが4としぶとい戦いを見せている。

 ただし、投打の成績を見ると、まったく巨人に及ばない。チーム打率は・・・

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