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The GOAL season.3 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「正しいフォームで投げることによってコンディション調整にも良い影響が出ています」

 

写真=内田孝治


 まだ5000人という制限がある中ですが、ファンの皆さんにも球場に来ていただけることができるようになり、プレーするわれわれにとっても、応援が力になっています。7月28日のDeNA戦では、ずっと遠征に出ていた関係で、今シーズン初めて、東京ドームのファンの皆さんの前での登板となりました。「やっと始まったな」というのが正直な気持ちで、いつも以上に粘り強く投げられたかなと思います。

 ここまで6試合の登板で5勝(注※セ・リーグ1位)0敗、防御率1.69(同1位)、46奪三振(同2位)と、ある程度、満足してもいい成績を残せているのではないでしょうか。やっぱり、先発ピッチャーにとって、勝ち星は何よりのご褒美。どんなに内容が良くても数字がついてこないと、難しい状況に陥ってしまうものです。その点、ここまで結果もついてきて、何よりチームの状態も良いというのもポジティブな要素ですね。ただ、投げているボールや、1試合1試合、1球1球を振り返ると、まだまだやらなければいけないことがあることも事実です。技術的に改善できる部分と考えていますので、しっかりと取り組んで、もっとパフォーマンスを上げていきたいです。

 今シーズンの投球内容の特徴の1つとして、安定して球数を投げられていることが挙げられると思います([1]107球、[2]102球、[3]122球=完封、[4]109球、[5]135球=完封、[6]120球)。球数は少なく抑えられることに越したことはないのですが・・・

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