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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

短期連載ダンプ辻コラム 第22回「遠藤に教えた魔法の遅い球」

 

大洋のエースとして活躍した遠藤一彦


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 この間、遠藤(遠藤一彦。元横浜大洋のエース)と電話で話をしたことは言いましたよね。あいつが久びさにテレビで試合の解説をしていたんで、冷やかしでかけたんですよ、「珍しいな」って(笑)。でも、あいつの解説は安心して聞けますね。誰とは言わんけど、今は、ひどい解説がありますから。というか、解説になってない。勉強しとる様子もないし、見ている人に申し訳ないと思わんのですかね。もっと遠藤あたりがドンドンやるようにならんといかんと思いますけど、1カ月に1回あるかどうかと言っていた。みんな見る目がないなあ……。

 ありゃりゃ、僕にしては珍しく毒舌になってしまったかな。毒舌は張本(張本勲)さん、廣岡(廣岡達朗)さんのコラムに任せましょう(笑)。

 あいつがこの連載を読んで「ダンプさん、明雄さん(齊藤明雄)の話ばかりじゃないですか!」と言った話もしましたよね。「お前の話も結構、載っていたぞ」とは言ったんですが、少し付け加えますので、もう1回、書いてもらいましょうか。あいつもさすがに納得するでしょう(笑)。

 そもそも僕の中で、あいつと明雄の話はつながるんですよ。明雄が大商大からプロ入りしたのが、昭和52年(1977年)。前に使ってもらった写真で分かるように、最初はそっぽを向いたような投げ方をしていた。これを辛抱しながら直した経験が、次の年に東海大から遠藤が入ってきたとき、すごく役に立った。

 僕には何も言わんかったけど、明雄が遠藤に「ダンプさんのところに行け。あの人の・・・

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