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The GOAL season.3 菅野智之が求める究極の姿

菅野智之コラム「そこに投げようと考えたら、そこに投げるためのフォームがある」

 

菅野智之が少年時代、毎日のようにカベ当てを繰り返し、技術を磨いた松蔭公園の門柱。「1つの原点」と言う


 開幕から60試合を終え、ペナントレースも折り返しを迎えました。僕自身も11試合に登板して9勝と、ここ2〜3試合は間違いなく連勝を意識する中でのマウンドとなっています(※9月6日時点で11戦9勝0敗、開幕から9連勝中。その後9月8日に10勝目を挙げる)。記録に挑むのはしんどい半面、連勝が伸びるとうれしさは倍増、状態も良いので充実感もあります。何よりチームとしても勝利数が伸びているのも良いですね。

 ただ、どんなに勝利を手にしても、反省すべきところは反省するのが僕のスタンス。もちろん、反省材料が少ないほうが、良いに決まっていますが、例えば9勝目を挙げた825日のヤクルト戦(神宮)ならば立ち上がり。前回登板の9月1日のDeNA戦(東京ドーム※チームは勝利も勝ち負け付かず)は、ピッチング内容自体には満足しているものの、8回途中で交代することになってしまったことを反省しています。そうやって反省
と準備を重ねて、これから先も勝利を重ねられるように頑張ります。

 さて、今回は『制球力』をテーマに話をしていきましょう。『制球力』と聞いて皆さんはどんなことをイメージしますか? 僕ならば、ある程度自在にボールを操れる能力を大前提とした上で、“ボールをコントロールする力”と“メンタルをコントロールする能力”の2つを挙げます。

 まず“ボールをコントロールする力”ですが・・・

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