昨季は外野や代打である程度の出場機会を得た。それでも、12球団有数の厚みを持つ捕手での勝負を志願した。アピールに成功し、若手投手とのコンビで先発マスクをかぶる機会を多く得た今季、実戦の中で経験を積みながら、打撃でも非凡なものを発揮している。 構成=藤本泰祐 写真=松村真行、佐藤真一、前島進、太田裕史 捕手としてゲームに出続けながら一軍に長く帯同するのは初めて。緊張と充実の日々の中、そこで体験するすべてが、これからへの糧となる
ドキドキだった初先発マスク
キャンプからアピールを続けた今季は、開幕から「第2捕手」の立場に。捕手としての初スタメンから数多く先発マスクをかぶり、打撃も好調だ。 ――今季はスタメン出場も増え、打撃も好調をキープしています。
坂倉 試合に出させてもらっているので、ホントに充実していますし、チャンスをもらっているんで、何とかアピールしてモノにしたいという思いでやっています。
――昨年は外野手や代打として一軍を多く経験しましたが、オフには、捕手で勝負する意思を示しました。
坂倉 やっぱり捕手として入団していますし、捕手として出たいという気持ちが強かったので、そういう意思表示をさせてもらいました。倉(
倉義和)コーチにも、「しっかりキャッチャーでやりたい」という話もさせてもらい、「分かった」と言っていただきました。
――昨年の経験が今の好成績につながっている部分はあるのでしょうか。
坂倉 代打とスタメンの打席での気持ちの違いもわかるようになりましたし、去年の代打での経験は、すごく生きている部分があるかなと思います。
――今春キャンプでは、
佐々岡真司監督から「最も頑張った野手」として名前が挙げられるアピールを見せました。
坂倉 新しい取り組みをやったわけではないですが・・・
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