週刊ベースボールONLINE

これが強さの秘密だ!

OB評論家・山内孝徳氏が語る強さの要因 ソフトバンク編「選手層の厚さとモチベーションで他球団と絶対的な差があった」

 

10月上旬まで競り合いが続いたが、ロッテとの直接対決第2戦からの12連勝で、ソフトバンクが一気に勝負をつけた。なかなかベスト布陣が組めなかった今季も最後は圧勝気配。その要因を山内孝徳氏に分析してもらった。
取材・構成=藤本泰祐 写真=湯浅芳昭

9月以降は6連勝するなどしてエースの働きを見せている東浜。「負けない先発陣」の一人だ


東浜が後半エースの働き 抑え安定で中継ぎに好影響


 まず前提として、今のパ・リーグでは、選手層の厚さ、そして今季の場合はモチベーションにおいても、ソフトバンクが他の5球団に圧倒的な差をつけてスタートしているということがあると思います。ソフトバンクは、一昨年、昨年と、日本一にはなりましたがパ・リーグのペナントを獲(と)っていない。「今年は何としても」ということで、おそらく「10月、残り20試合を切ってからが勝負だぞ」というぐらいの意識でやってきていたと思います。

 今季は、他の5球団の中で、ロッテがソフトバンクをよく研究して、直接対決で勝って食い下がってきた。でも、ここまでついてくるだけでもいっぱいいっぱいだったのではないでしょうか。10月に入って、ソフトバンクのほうは、「ヨシ、ここからだ。もう一丁ギアを上げようぜ」と一致団結した。逆にロッテはコロナ禍の影響もあって戦力ダウンしてしまった。この2つがかみ合わさって、ちょっと極端な形で結果が出てしまった感じになりました。

 戦力面から振り返ると、今年のソフトバンクは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング