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2020ドラフト指名選手クローズアップ 注目2位プレーヤー

オリックス2位・元謙太(中京高・外野手) 勝負強さの背景にある身体能力と対応力

 

2位指名はウエーバー順。つまり、シーズンにおける下位チームから選手を選択できる。13番目に名前が呼ばれたのは、外れ1位候補にも入っていた超高校級スラッガー・元謙太(中京高)だった。計4人のドラ2を紹介していく。
取材・文=大平明 写真=球団提供

ドラフトから4日後の10月30日、オリックス・谷口悦司スカウト(右)から指名あいさつを受けている


「緊張していたので、素直にホッとしました」。指名の瞬間、大きく息をついた元謙太。野球を始めた小学生のころから「ドラフト3位以内でプロへ行く」と宣言。オリックス2位指名で、まずは目標達成となった。10月30日には指名あいさつを受け「全体で13番目の指名だったのでビックリしました。高く評価していただいた球団に恩返ししたいです。右の長距離砲として、球界を代表するような打者になれるように頑張ります」と決意を新たにした。

 抜群の身体能力は巻高(新潟)の四番として北信越大会に出場した父・吉宏さんと、東海大のバレーボール部出身の母・淑美さんから受け継いだものだ。50メートル走は5秒97で「常時6秒前半で走れます」と脚力に自信がある。これまで大きなケガをしていない丈夫な体も強みだ。投手として最速144キロを誇ったが「プロでは・・・

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