プロの世界へ飛び込み、今後、厳しい生存競争を勝ち抜くには、首脳陣の評価を得る必要がある。その出発点として、NPBスカウトの心をつかんだ高い技術。努力を重ね、積み上げた6人の個性を深掘りしていく。 取材・文=滝川和臣 写真=田中慎一郎 根っからの巨人ファン。東京ドームで遊撃手のポジションを夢見ている
中山礼都の原点は、小学3年の夏にさかのぼる。東京ドームで行われた巨人対
ヤクルト戦を観戦。ジャイアンツの遊撃手の動きにクギ付けになった。左右に安打を量産する打撃、大柄ながら軽やかなショートでの動き。あこがれは、すぐに目標とすべき存在に変わった。この日、購入した「
坂本勇人」の名前入りのタオルとユニフォームは、今でも自分の部屋に飾ってあるという──。
ドラフト当日。巨人から、しかも3位という高評価に「12球団どこでもと言っていたので準備はしていましたが、指名された瞬間は・・・
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