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2020 CHAMPIONS

OB解説者・斉藤和巳の視点 ホークスV奪回の理由【投手編】

 

新型コロナウイルスの影響により、開幕が当初の予定より遅れ、120試合制になるなど異例のシーズンとなった2020年。球団OBでもある斉藤和巳氏、柴原洋氏は、チームの戦いぶりをどう見たのだろうか。

シーズン終盤、岩嵜の復帰は大きかった


「シーズン終盤、本来の形を作れました」


 開幕当初は先発投手が安定しなかったこともあって、ここ数年同様に“リリーフ陣が支えている”という構図でした。モイネロに、森唯斗、この2人が今年も計算どおりに働いてくれている。2人以外は突出したリリーフ陣が年間を通してはいない中で、苦しかったのは7回のところです。

 それでも、開幕当初は高橋礼、シーズン中盤は板東湧梧泉圭輔が任されたところで奮闘しました。それに、今年は左打者だけでなく1イニングを投げることも多かった嘉弥真新也も。シーズン終盤は実績のある岩嵜翔もいてくれましたしね。終盤の苦しい時期に戻ってきてくれたのは大きいですよ。

 7回は本当にいろいろとやりくりしていたので、そういう意味では監督、コーチ陣の手腕もあるでしょう。決して固定はできませんでしたが、コマ自体はそろっていたので大崩れせずこられたと思いますね。

 そして今年の場合は・・・

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