本塁打を放った丸をベンチで迎える原監督[10月29日、DeNA対巨人]
巨人が連覇を果たした。勝てばいいというものではない。ゴール目前は優勝するチームとは思えなかった。内野手の
増田大輝を外野で起用してエラー。一芸に秀でた選手を部分的に都合よく使ってきたから、こういうプレーが起こる。プロとして全力を尽くしてやらないのは観客に失礼。最後はマジック対象チームが負けて優勝が転がり込んできたようなものだった。
打線の中で優勝慣れしている
丸佳浩が気を吐いていたが、丸が巨人の柱になったらどうなるのだ。V9は
長嶋茂雄、
王貞治がいて初めて成り立っていた。極端に言えば、いまはONが七番、八番を打っているようなもの。生え抜きが脇役に甘んじている。丸がホームランを打ったら、ベンチは両腕でマル印を作って出迎えるが、監督まで選手と同じ調子でポーズを取っている。あんなことは
水原茂監督、
川上哲治監督だったら絶対にやらない。
今季のセ・リーグを振り返ると、チームにリーダーがいない。本来は、年季が入っていて他球団ににらみを利かせられる存在が四番を張るべきだ。それが私の持論である。ところが、・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン