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2020プロ野球総決算号

12球団ペナントレース総括 中日・大黒柱の大野雄とリリーフ陣が力投!先行逃げ切りの戦いで8年ぶりのAクラスへ

 

シーズン序盤はベンチワークも振るわなかったが、後半戦は投手陣の頑張りもあり、白星を重ねた


 与田剛監督、伊東勤ヘッドコーチ体制の2年目、チームは貯金5の3位で8年ぶりのAクラス入りを果たした。8月上旬までは最下位に沈むなど苦しい戦いを続けていたが、そこから見事に巻き返してみせた。前半戦は26勝30敗4分でリーグ4位だが、後半戦は34勝25敗1分でリーグ1位。後半戦には前半戦にない勢いと安定感があった。

 その要因はエース・大野雄大の力投だろう。3年ぶり3度目の開幕投手を務めながら、6試合連続して勝ち星なし。エースに白星がつかなければチームは乗れず、序盤の戦いは手痛い敗戦ばかりが目立った。しかしエースが7月31日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で待望の初勝利。以後の14試合で11勝をマーク、10完投に6完封と圧巻の成績を残し、チームを上昇気流に乗せた。

 中継ぎ投手陣の奮闘も光った。開幕当初は左腕の岡田俊哉を抑えにしていたが・・・

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