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2020プロ野球総決算号

12球団ペナントレース総括 ソフトバンク・最後は他を寄せ付けず連勝、連勝で悲願のリーグVから4年連続の日本一!

 

セ覇者の巨人に対して2年連続スイープ。巨人V9以来となる、パ・リーグでは初の4年連続日本一を成し遂げた


 過去2年、日本一になっても消えることのなかった悔しさ。チームは一丸で3年ぶりのリーグ優勝を目指した。勝利への執念を見せたのが、シーズン終盤だ。工藤公康監督が「(勝負は)残り20試合かなと思っている」と語ったように、24試合を残した10月9日時点で2位・ロッテとゲーム差ゼロ、わずか勝率1厘差となりながらも、翌10日から工藤政権では初の12連勝。一気に2位以下を引き離し、マジック点灯(21日に「8」が点灯)から5試合目の27日、本拠地・PayPayドームでロッテを5対1で破り、悲願を達成した。

 シーズン終盤に見せた投打のガッチリかみ合った戦いぶりは、ポストシーズンも変わらず。クライマックスシリーズで2試合連続の逆転勝ちを収めてロッテを退けると、2年連続で巨人との対戦となった日本シリーズではさらに強さを知らしめた。攻撃陣が26得点を奪った一方で、投手陣が許した失点はわずかに4。史上初となる2年連続の4連勝。4年連続の日本一は球団史上初、パ・リーグ史上初の快挙だ。

 投手陣は今季も変わらず、リリーフ陣が抜群の安定感を見せた。防御率2.60は12球団で唯一の2点台。8回にL.モイネロ、9回は森唯斗と不動の2人がともに50試合を超えてきっちり試合を締め続けた。7回は開幕当初は・・・

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