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国内移籍を総まとめ ストーブリーグ佳境で“大物”決まる

 

例年に比較して動きの少ないストーブリーグとなったが、FA組、去就が未定だったベテラン勢の移籍が続々と決まった。国内に限定し、ここまでに決定済みの移籍をまとめる。
※2020年12月20日時点

巨人がベイ戦士を両獲り


梶谷隆幸井納翔一 DeNA巨人

12月14日に巨人への入団が決まり、そろって記者会見に臨んだ前DeNAの梶谷隆幸(右)と井納翔一。そろって原辰徳監督とグータッチ


 2019年はFA戦線で惨敗した巨人だが、20年は何とか戦力補強に成功したようだ。12月14日、DeNAから国内FAを宣言していた梶谷隆幸と4年総額8億円(背番号13)、井納翔一と2年総額2億円(金額は推定。背番号21)で選手契約を結び、東京都内で入団会見を実施。かねてより補強ポイントとしていた強打の外野手(前者)と、ただでさえ手薄な上に、エース・菅野智之の去就が未定な先発ローテーション投手(後者)を迎え入れた。

 20年はチームメートの佐野恵太と最後まで首位打者争いを繰り広げた梶谷は、キャリアハイの.323(リーグ2位)の打率をマークした強打の外野手。トレードマークでもあったヒゲをさっぱりと剃り落とし、「これはなしです」と照れたが、「非常にうれしい気持ちでいっぱいです。リーグ3連覇、日本一に貢献できるように。来年(21年)へのドキドキと、不安もありますが、その不安をいいパワーにしたい」と声を弾ませた。一方の井納は、20年は17試合に先発して6勝、入団から8シーズンで50勝の先発型の右腕。自身への期待を自覚しており、「1年間先発ローテを守り、リーグ3連覇、日本一に貢献したい。不安もありますが、それはオフで振り払い、1日でも早くチームに溶け込んでいきたい」と真剣な表情で話した。

 会見に同席した原辰徳監督は「2人の役割は当然、即戦力。井納君は先発ローテの一角として中5日、中6日、ときには中4日で回ってほしいと思います。150イニング、200イニング近く投げてもらうことを考えています。梶谷君は一番、三番、五番を。私の理想の中では一番・梶谷、二番・坂本(坂本勇人)、三番・丸(丸佳浩)、四番・岡本和真と。強いパーツが加わったのは心強く思っています」と・・・

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