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2020シーズン回顧

野村弘樹(野球解説者)が語る2020セ・リーグ「巨人は原辰徳監督の巧みな選手起用が大きかった。下す決断が早く、厳しさがあった」

 

コロナ禍に揺れたシーズンを巨人は独走でリーグ制覇


 エースと四番が力強く巨人をけん引しました。菅野智之岡本和真という投打の中心がリーグ2連覇の原動力になったのは間違いありません。2人以外にも、投手では9勝を挙げた戸郷翔征を筆頭に、若手の台頭もあった。原辰徳監督は新戦力の使い方がうまく、シーズン序盤から松原聖弥若林晃弘増田大輝らが次々と結果を出したのも、指揮官の選手の見極めと起用方法が良かったからと感じました。開幕前には山口俊がメジャーに渡り、リリーフも不安視されていた。さらには開幕直前には主力選手に新型コロナウイルス感染者が出てしまうなど順風満帆ではなかった。にもかかわらず、これほど戦えたのには、正直驚きでした。これは原監督のやり繰りと・・・

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