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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「菅野は本当に巨人を愛しているのか」

 


 菅野智之がメジャー移籍に向けてポスティング申請した。

「巨人はどうするの」というのが率直な思いだ。2019年、20年とソフトバンクに日本シリーズで4連敗。敗因ははっきりしている。菅野以外の先発投手が弱いのだ。

 野球の勝敗の中で投手にかかるウエートは70%を占めている。真に正しいことを教えないと育たない。巨人のために頑張ってきた投手を放出して、他球団から獲得した投手を教育してこなかった。これでソフトバンクに勝てるはずがない。今回、菅野のポスティングを容認したら、21年の結果も見えている。

 菅野も菅野である。メジャーへ思いが傾くということは巨人を本当に愛していない証拠だ。アメリカがいいと思っている。メジャーに行けば腕から始動するフォームも矯正されるだろう。浪人してまで日本で一番良い球団に入って何の不満があるのか。菅野は亀井善行とともに巨人のユニフォームが似合う数少ない選手。自覚が足りない。死ぬまで巨人を愛して強くしろと言いたい。

 最近は「自然の法則」を知らない人が多い。どんなに良い選手でも、生まれたら人間は死ぬ。体が動くのは35歳までだ。ヤクルト内川聖一を獲得。編成はそこにどんな意味を見い出しているのか。

 新庄剛志がトライアウトを受けたのも・・・

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