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神は細部に宿る

今永昇太コラム 第12回 「左肩は順調に回復しています」

 

2020年シーズンよりスタートした当コラム。ケガにより、しばらく休載していたが、手術を終えてリハビリ段階にある今、今永昇太が現在置かれている状況や、これまでの心境を綴る。今後も不定期ながら、復活までの道のりを追っていきたい。

8月1日の阪神戦(甲子園)は20年のベストピッチの一つ。セ・リーグ2位タイとなる7者連続三振を奪い4勝目


10月に踏み切った関節「外」の左肩手術


 8月に登録を抹消されて以来、間が空いてしまいました。ご存じかもしれませんが、僕は10月に左肩の手術を行い、今はリハビリの最中です。ひさしぶりのコラムは肩の現状について報告させていただきます。

 その前に、2020年シーズン限りでラミレス監督が退任されました。監督が常々口にされていた「優勝」を届けることができず、残念な気持ちと責任を感じています。選手を鼓舞するのが上手な方で、僕もよく「ナンバー1投手を目指しなさい」「相手のエースに投げ勝たなければダメだ」などと助言をもらっていました。僕はラミレス監督就任と同じタイミングでベイスターズに入団して、プロの世界で成長することができました。本当に感謝しかありません。21年からは三浦大輔新監督が指揮を執られます。僕のルーキーイヤーだった16年に三浦さんは現役を引退されました。1年間という短い期間でしたが、三浦さんがマウンドで投げる姿を見て、プロで投げるというのはこういうことなんだな、と学ぶことができた。その経験が今、僕の野球に取り組む姿勢の基礎になっていると思います。


 さて僕自身の左肩についてお話しすると、8月15日のヤクルト戦(横浜)で、4回途中6失点で降板。左肩に違和感を覚え、翌日に登録抹消となりました。「違和感」は便利な言葉でいろいろな場面で使われますが・・・

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球界きっての理論派サウスポー、DeNA・今永昇太が右脳で語る!

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