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12球団2020年シーズン回顧

西武・強力打線が機能せずに苦戦 リリーフ陣の力でAクラス入り/12球団2020年シーズン回顧

 

リーグ3連覇を目指したが看板の強力打線が先発陣をカバーできずに苦戦が続いた。リリーフ陣の力で3位に食い込むのが精いっぱい。21年は5年目を迎える辻発彦監督にとって正念場のシーズンとなる。

就任5年目を迎える2021年、集大成のシーズンとして気合を入れて臨む辻監督


森、山川らが不調に陥る


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨季は開幕が6月となったが、西武は同月を6勝4敗とまずまずのスタートを切った。しかし、7月は11勝13敗1分け、8月は9勝15敗1分けと低迷。特に8月は5年ぶりの7連敗を喫して5位に沈むなど、厳しい戦いを強いられた。

 7連敗目を喫した13日の楽天戦(メットライフ)は2020年の苦闘を表していたと言える。一番には3年目の高木渉を抜てき、四番は7月29日のソフトバンク戦(PayPayドーム)から不振の山川穂高に代わり外崎修汰中村剛也らを据えていたが機能せずにメヒアに託した。さらに本来の打撃とはほど遠かった19年首位打者の森友哉もラインアップから外し、岡田雅利にスタメンマスクをかぶらせていた。

 長年、一番を務めていた秋山翔吾がメジャー移籍し、スパンジェンバーグ金子侑司鈴木将平らがリードオフマンを務めたが、定着する選手は現れず・・・

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