インド掛け算、再び!
新年ですし、久びさに頭の体操をしましょうか。
まず、11×11の掛け算からにしますか。……そう、121ですよね。これは暗算でもできたでしょう。じゃあ111×111はどうですか。あっ、頭の中で1ケタから計算してるんじゃないですか? それじゃ遅いんです。この場合は3ケタなので、真ん中に3を置き、そこから前に2、1、後ろにも21で12321です。じゃあ、応用問題です。1111×1111はどうですか。ありゃりゃ、すぐ出てこないみたいですね。これも同じ。4ケタだから真ん中に4で前後は減らしていけば、1234321、11111×11111は5ケタだから123454321です。
これが前も言ったインド掛け算です。法則性を探して計算を簡略化するということですね。子どもたちを教えるときにハッタリをかけようと勉強したことです。みんな、「あれ、これはただのおっさんじゃないぞ」という顔になりますからね。それでやっていくうちに「ああ、これ、現役時代の頭の使い方と同じだな」と思ったんですよ。
このバッターがどういうタイプで、構えがこうで、投手がどういうタイプで、とか、当然すべて頭に入っていますが、いちいち筋道つくって考えたら時間が足りなくて、サインを出せないでしょ。そうじゃなく、例えば「バットを短く持った」をキーにしたら頭の中の全部の情報がつながり、パッとサインを出せるようにしとかなきゃいけないんです。
まだ在庫がいくつかあるんで、そのうち新しい計算法も紹介します。なぜ? だって僕の連載に少しお得感が出るじゃないですか。昔話に興味がない人も読んでくれるかもしれないでしょ(笑)。
そう言えば、ストラックアウトというんですかね。的に当てるやつ。これをテレビで見ていたら、
巨人の田口(
田口麗斗)が出てきたんですが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン