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MLB通信 特別編

MLB歴代2位755本塁打ハンク・アーロン氏死去 盟友・王貞治ソフトバンク会長「素晴らしい野球人生だった」

 

ルースの記録を抜いた74年秋に来日し、巨人王貞治[左]とホームラン競争を行った。ここから意気投合し、引退後も2人で野球普及の活動に尽力した[写真=BBM]


 日本でも豪快なアーチを見せたレジェンドがこの世を去った。現地時間1月22日、MLB通算本塁打記録2位で755本塁打を放ったハンク・アーロン氏が死去した。86歳だった。死因は公表されていない。

 引退後は常に笑顔を絶やさず野球普及に努めた。しかし、現役時代は多くの困難に立ち向かった。1974年にベーブ・ルースの持つMLB記録の714本塁打を超えた。これは単に1人の選手が伝説の男を超えたのではなかった。ベースボールが「国民的娯楽」とされるアメリカ。その中で白人でありスーパースターのルースの記録を、アフリカ系アメリカ人が超えたのだ。人種差別のカベを乗り越え大記録を打ち立てた快挙でもあった。

 ニグロ・リーグのインディアナポリス・クラウンズに入団。最初は遊撃手として活躍し・・・

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