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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「桑田コーチ就任、誰が一番の責任者? いまの時代はこうだから、という指導は間違っている」

 

1986年、プロ1年目の桑田真澄


 桑田真澄が巨人の一軍投手チーフコーチ補佐に就任した。

 桑田は巨人を退団以来15年、古巣に呼ばれなかった。他球団も使わなかった。評判が良ければすぐに使うのが日本人の傾向。よほど引っかかるものがあったのだろう。

 もう一つ、人の道というのを巨人は知らない。コーチ補佐というが、では主任の立場はどうなるのだ。巨人には宮本和知投手チーフコーチがいる。桑田コーチの言うとおりにやるのであれば、これまで宮本コーチは何をやっていたのかとなってしまう。既存のコーチとの人間関係をよほどうまく構築しなければ、首脳陣はギクシャクしてしまう。

 原辰徳という男は何を考えているか分からないところがある。仁志敏久が巨人在籍時代、私にとって早稲田の後輩だから教えてやらなければ……と思っていた矢先・・・

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