週刊ベースボールONLINE

廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「降板させたら激怒、ヤクルト初の日本一に貢献した安田猛の思い出」

 

1978年のヤクルト初優勝に貢献した安田猛さん


78年に15勝をマーク


 元ヤクルトの安田猛が2月20日、会田照夫が同22日に相次いで亡くなった。2人とは縁がある。

 私は現役引退後の評論家時代、サンケイスポーツの北川貞二郎運動部長に文章を書くコツとして“1点絞り”の論理を教わった。つまり、書きたいことはいろいろあるだろうが、何もかも原稿に詰め込んでいたら焦点が散漫になる。テーマを絞って書きなさい、ということだった。

 北川さんの教えをもとに、1976年途中にヤクルトの監督に就任したとき、私はまず投手陣の強化という1点に絞って手をつけた。野球の試合では投手力が勝敗の70〜80パーセントを左右する。そこで導入したのが、当時の球界ではまだ一般的ではなかった先発ローテーション。エースの松岡弘をはじめ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング