今春キャンプのトレンドとも言えたのが、レジェンドたちのコーチングだ。球団OB以外もいたが、共通点は「やってほしいこと」の明確化だった。 裏にある監督の意思
「削れ! 削れ!!」
ロッテキャンプで野太い声が響く。
平成唯一の「三冠王」でもある元
ソフトバンク、
松中信彦臨時コーチの声だ。
これまでロッテのユニフォームを着たことはなかったが、ホークスでチームメートだった
井口資仁監督(同期入団で井口監督がドラフト1位、松中氏が2位)が「僕と打撃理論が同じ」と下半身主導の打撃を選手に習得させるべく招へい。「上体だけで打つ選手が多いので」と同コーチが話したとおり、片足立ちを5秒間してからのトスバッティングや、股を割り、腰を落とした状態でトスバッティングなど、多彩な練習法で下半身を徹底的に意識させた。冒頭の「削れ! 削れ!!」の声も、軸足で「地面を削れ」の意味だ。
同じくOBではない臨時コーチが・・・
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