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Power Push 2021 令和に輝く若き才能たち

日本ハム・今川優馬インタビュー 本塁打を追い求めて 「大学で今の打撃フォームに変更したことがターニングポイントに」

 

左翼・近藤健介、中堅・西川遥輝、右翼・大田泰示。不動のレギュラー3人が守る日本ハムの外野陣に付け入るのは容易ではない。そんな強固なメンバーに自慢の打力を武器に、割って入る勢いを見せるのが今川優馬だ。ドラフト6位ながらひたむきな姿勢で野球に取り組む、トレードマークの笑顔がまぶしい新人に聞いた。
取材・構成=滝川和臣 写真=高原由佳、BBM

笑顔と元気の良さが周囲を明るくする。チームのムードメーカーにもなりつつある


プロでの生活をスタート


 日本ハムの地元・北海道出身。あこがれのプロ野球、しかもあこがれの球団に大学、社会人を経てたどり着いた苦労人だ。6人きょうだいの長男に生まれ、ドラフト後には両親はじめ大家族がプロ入りを支えるドキュメンタリー番組が放送されるなど、6位指名ルーキーは入団前から注目を集めていた。

──初めてのキャンプを終えて、オープン戦へ。プロの世界には慣れましたか。

今川 徐々に慣れてきて、体の状態は日に日によくなっています。キャンプを振り返ると、思ったより練習量が多くて、技術的な指導もコーチの方がマンツーマンで教えてくださるので毎日が充実していました。

──楽天との練習試合(2月20日、金武)では、田中将大投手との対戦もありましたね。

今川 あの試合、スタメンで使っていただいて4打席もいただいたのに、結果が出せませんでした(田中将に対しては三ゴロ)。悔しかったですね。その気持ちを持って臨んだ翌日の練習試合(中日戦、名護)では2点タイムリー(左安打)。次の打席もヒットが出て(右安打)、2安打。自分に中では自信となりました。

──出身は北海道の札幌市。幼いころから生粋のファイターズファンだったそうですね。球団のファンクラブにも入っているとか。

今川 入会して15年目に突入ですね。ですから、ファンクラブ会員がプロの打席に立っているという。

──なかなか聞かないですよね。初めてのケースじゃないですか?

今川 だと思います(笑)。もともと家族そろってファイターズファンで・・・

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