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COVER-INTERVIEW 「怪物の現在地」

ロッテ・佐々木朗希インタビュー 飢えていたマウンドで 「もちろん、昨年も投げたかった。でも気持ちもコントロールしないといけない」

 

最速163キロの快速球──。高卒ドライチ右腕に誰もが期待を寄せた。だが、1年目の昨季は開幕から異例の一軍帯同でファームでも実戦登板なし。「投げたかった」と本音を明かす右腕だが、その欲を抑えたのは、今ではなく先を見たから。飢えていたマウンドで今季は3月から実戦登板を重ねているが、そこで見えてきたこともあるという。
取材・構成=鶴田成秀 写真=高塩隆

3月12日の中日とのオープン戦[ZOZOマリン]で、2019年9月のU-18日本代表以来となる533日ぶりの実戦マウンドに上がった


投げて勉強の2年目テーマも“投げること”


──2年目のシーズンを迎えています。

佐々木 今年は試合で投げることが一番のテーマだと思っています。投げていく中で課題などが出てくるので、投げていきながら勉強していきたい。試合でたくさん投げられるように準備していきたいと思っています。

──昨年は開幕一軍帯同で1シーズンを過ごし、感じること、見て覚えることも多かったと思いますが。

佐々木 一番は準備の大切さを感じました。何をするということではなく、自分なりの調整法があれば時間をうまく使える。先輩たちを見て、そう感じました。今、僕は準備している段階なので、そうした準備をしっかりすることで、監督、コーチからも信頼されると思うんです。

──一方で一軍に帯同で実戦登板なし。目の前で試合をしているだけに、投げたい思いも強かったのではないですか。

佐々木 もちろん、その思いはありましたし、投げたかったです。でも・・・

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