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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第51回「いい音で捕球すれば、ボールをストライクにしてくれた審判がいた?」

 

露崎審判。東映・白仁天(右後ろ


審判は小細工できない


 う〜ん、言おうかどうか迷ったんですが、言っちゃいましょう。

 この間、僕の手書きの絵を図にしてくれたじゃないですか。あのときは「すごいな」と言いましたが、あらためて見たら、ちょっと違っていたんですよね……。

 同じ位置でキャッチする曲がりが早い悪いスライダーと、曲がりが遅い良いスライダーの軌道を書いたものですが、あれだと2つともベースを通過するストライクだったでしょ。僕が書いた絵では、ベースのギリギリ外のボール球だったんですよ。曲がる位置が早いと、打者からしたら真っすぐみたいなものだからボールだと分かって手を出さん。でも、ギリギリの変化はボール球でもストライクと思ってバットが出るんで空振りになるという意味でした。

 まあ、違うのはそこだけです。絵が汚かったからかもしれんから、言わんでもいいかと思ったけど、念のため言っておきます。

 では、今回も審判話の続きをしましょうか

 二出川(二出川延明)さん?「俺がルールブックだ!」と言った伝説の審判ですよね。僕が入った昭和37年(1962年)は、まだ現役の審判部長でいらっしゃったようですが・・・

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