週刊ベースボールONLINE

INSIDE REPORT

12球団最新外国人事情 彼らの力で勢力図は変わるのか【セ・リーグ編】

 

新型コロナ対策は球界の戦い模様にもさまざまな影響を与えている。その1つが、外国人選手たちの大幅な来日遅れだ。今回は12球団の外国人最新情報をあらためて整理していこう。果たして、いつから合流できるのか、そして彼らによって戦いの勢力図はどう変わるのか──。
※情報は4月19日現在

巨人のJ.スモーク[右]、E.テームズの入団会見[写真=大泉謙也]


巨人・いざ、首位奪還へ!いよいよ理想の陣容に近づく


枠の問題も出てくるが

 原辰徳監督が理想とした陣容に近づきつつある。入国に待ったがかかっていた新外国人選手2人が3月29日にそろって来日。2週間の隔離を経て、4月13日に練習のみ一軍に合流、連日のシート打撃で首脳陣にお披露目されたあと、16日から二軍に回りイースタン・楽天戦(ジャイアンツ球場)にて待望の実戦デビューを飾っている。

 中でも一軍では五番を打つことが期待されるMLB通算196本塁打のJ.スモークが、格の違いを見せた。四番(一塁)に座ると、16日はすべて右打席(両打ち)に立って2安打2打点。翌日の同カードでは、今度は左打席で2安打2打点と結果を残し、「久しぶりの実戦でもボールは思ったより見えていた」と淡々。あくまでも二軍クラスの投手相手だが、ボールになる低めの変化球の見極めもできており、2年総額6億3000万円(金額は推定)のバットに期待をかけずにはいられない。

 MLB通算96本塁打で、韓国/NC時代は在籍3年で472安打124本塁打を放ち、「神」と称されたE.テームズも三番・左翼でデビューを飾り、16日は1安打1四球。楽天の左腕・塩見貴洋の変化球をとらえた右前打は技ありで、バットコントロールの良さを披露した(KBOでは通算打率.349)。「できるだけ多く打席に立って、守備にも就いてやっていけば、1週間前後ぐらいで、実戦の勘を含めて戻ると思う」と頼もしい。両腕にびっしりとタトゥーの入った強面助っ人だが、陽気な性格で、何より韓国でのプレー経験が大きい。こちらはスモークの後、六番を期待されており、そろって早期の一軍デビューとなりそうだ。

 現状では四番・岡本和真の状態がなかなか上がってこないが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング