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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム 阪神が優勝してCSで負ければ、「おかしい」と目が覚める

 

4月24日、DeNA戦[甲子園]で勝利した阪神ナイン


やはり、問題はCSだ


 阪神の調子がいい。

 開幕投手の藤浪晋太郎はもともと160キロ近いストレートが投げられる素材豊かな男。それをいままで開花させられなかった首脳陣に私は疑問を投げかけたい。4月23日、DeNA戦(甲子園)では打ち込まれたが、誰が何と言おうと彼がエースだ。

 一方、佐藤輝明は当たったら遠くへ飛ばす。当たろうが当たるまいが、お構いなしにプリップリッと振る。序盤戦で壁にぶつかっているが、どう克服するかと思って私は見ている。

 佐藤輝に限ったことではないが、最近の選手はボールとバットの芯と芯をぶつけるという感覚がない。フルスイングをして三振に倒れても平気な顔でベンチに帰ってくる。バントの失敗にしてもそう。根底に何があるかといえば、指導者の教え方が行き届いていないのだ。「私の責任です」と言えるコーチがいるだろうか。

 阪神が勝つかどうか、結果は終わってみないと分からない。それより・・・

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