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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム 12球団の指導者にカツを入れるために、OB会からコーチ派遣を

 

1996年のOB会総会。川上哲治氏[右]と大沢啓二


 最近は大量失点のゲームが目立つ。投手が点を取られ過ぎだ。

 5月2日の楽天-ロッテ戦(楽天生命パーク)ではルーキーの早川隆久が6回途中5失点でKOされた。早川は早大時代に小宮山悟監督の指導で大きく飛躍した。しかし、プロに入った彼を見ていると、全体的に球が高い。これはもたないだろうと思っていたら案の定だ。ボールが低めにコントロールされていれば、そこまで打たれない。

 早川に限らず、いまの投手は多彩な変化球を投げるというだけで本当のコントロールが身に付いていない。

 では、コントロールを付けるにはどうすべきか。球数を投げればいいのだ。いつでもアウトローに放れる自信があれば、ほかの球は全部生きてくる。

 昔、私が広島でコーチをやっていたころ、巨人ベンチで川上哲治監督が味方の投手に「低めを放れ」と叫ぶ声が聞こえてきた。川上さんは投手をやっていたから、何が投手にとって大切かを分かっていた。川上さんが現役時代に・・・

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