すべて糧に
今回が正真正銘、連載の最終回です。この間、(編集部から)「終わるなんて、寂しいですね」と言ってもらったけど、絶対に書けない暴露話なら、いくらでもありますよ(笑)。えっ? 書けない話ならいりません? あっさり言いますね。まあ、そりゃそうですね(笑)。
いろいろな人に助けてもらったり、背中を押されながらドラフト外でドラゴンズに入ったところまでを前回お話ししました。プロに入ってからは一人で頑張ったような顔をしていたかもしれませんが、実際には、すべての監督、コーチ、チームメート、裏方さん、応援してくれた皆さん、誰一人欠けても、今の
平野謙はなかったと思います。
プロの監督、コーチもいろいろな人がいました。家族や学校の先生ではありませんので、手取り足取り優しくというわけでもありません。理不尽なことを言われ、「おかしいな」「この野郎」と反発することもたくさんありましたが、あとで振り返ると、全部、自分の糧になっています。
ドラゴンズ時代の監督で言えば、クビ寸前の僕を拾ってくれた
近藤貞雄さんもいますし、最後は「合わないな」と思ってドラゴンズを追い出されたけど、
星野仙一さんからは怒られながらプロの厳しさを教えてもらいました。
でもね・・・
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