チームを支える人材にスポットを当てる連載第6回はDeNAの松井飛雄馬さんが登場。今年から球団が運営する子どもを対象にした野球スクールで活躍する。現役時代にグラウンドで見せていた表情とは真逆の優しい表情で、ボールを追いかける子どもたちのプレーを見守っている。 取材・構成=上原伸一 写真=BBM 野球振興・スクール事業部/1年目
大切なコミュニケーション
現役時代は全力プレーで横浜スタジアムを沸かせてくれた松井飛雄馬さん。昨年12月に現役を引退すると今年より球団職員となり、野球スクールで子どもたちの指導にあたる。ここでは、現役時代の登録名のまま「飛雄馬」さんと呼ぶことにしよう。今、飛雄馬さんが大事にしているのが、生徒とのコミュニケーション。性格や状況を踏まえながら、適切な声掛けを心掛けている。最近は子どもたちから話しかけられることも増えているという。 球団から「ベースボールスクールのコーチになってみないか」と言われたときは、とてもありがたいと思いました。新型コロナ禍で経済状況も厳しい中、愛着のあるベイスターズでまた野球に携わることができると。それに僕はもともと子どもたちと接するのが好きなんです。ですから、二重のうれしさがありましたね。
選手時代とは生活リズムは変わったものの、新しい環境にはすぐに対応できました。ただ・・・
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