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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第62回「恐ろしかった後楽園のブルペン」

 

1971年、超満員の後楽園球場スタンド


曲がったブルペン?


 この間、球場の話の回を読み返してみましたけど、ロッカーが汚いとか、どこの何がうまかったとか、本線を外れたようなことばかりしゃべってますね。名勝負話を期待された方には申し訳ないですが、僕は華やかな場所にはいなかった選手なので仕方ありません。一風変わったダンプ流の球場物語としてお楽しみいただけたら幸いです。

 前回は、本拠地球場の思い出を東京の神宮まで話しましたが、東京と言えば、随分前になくなりましたが、東京スタジアムがありましたね。上野駅から左手の方向で、昔、吉展ちゃん誘拐事件があった近くです(1963年の男子誘拐事件)。永田雅一さんという名物オーナーがおったころのロッテの本拠地で、セでも時々試合があって、タイガースは大洋とよくやってました。

 内外野が天然芝のきれいな球場でしたが、狭いうえに右中間、左中間のふくらみがないんでホームランが出やすかった。確か昭和45年(70年)にロッテが優勝したときは、5人が20本塁打以上だったと思います。バッターには天国でしょうが、ピッチャーとリードするキャッチャーは大変だった球場です。

 ただ・・・

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