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平良海馬(西武)の39試合連続無失点 これまでの記録保持者の藤川(阪神)との投球内容の違いは?

 

 開幕から無失点投球を続けていた平良海馬(西武)が、ついに39試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した(7月6日にストップ)。これまでの記録保持者は2006年の藤川球児(阪神)で、ともにリリーフで記録を作ったという共通点がある。この2人の投球を比較するとともに、連続イニング無失点の記録についても考えてみた。
データ・文=永山智浩

39試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した平良海馬[西武]。7月6日に記録はストップしたが、抜群の安定感で快挙をなしとげた


連続試合無失点の記録を次々と塗り替えた平良


 西武の平良海馬が7月1日のソフトバンク戦(PayPayドーム)の9回を無失点に抑え、39試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立した。それも「開幕から」という付加価値付きだ。

 平良は2018年に入団し、2年目の19年の夏場に一軍初登板。昨季は開幕から10試合、9回2/3、打者38人連続無安打(うち8四死球)をマークし話題になると、9月4日から10月27日まで20試合連続無失点も記録。33ホールドを挙げ3年目で新人王に輝いた。

 今季開幕当初はセットアッパー役を務め無失点試合を連ねた。5月29日の阪神戦(メットライフ)ではクローザー役を務めセーブをマーク。これで12年にソフトバンク・岡島秀樹がマークした開幕から26試合連続無失点のパ・リーグ記録に並んだ。続く6月1日の巨人戦(東京ドーム)では4対4の同点で9回裏のマウンドに上がった。一死から連打を浴びサヨナラのピンチを作ったが、後続を断ちパ・リーグ新記録を達成。

 ここからは・・・

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