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ロッテ・マーティン インタビュー みなぎるパッション「打点を挙げるのは大事。でも、それがなぜできているのか分かるかい?」

 

すっかりおなじみとなった本塁打後のパフォーマンスの理由も明かした


内に秘める悔しさ


 昨年10月、チームはソフトバンクとの優勝争いをシーズン終盤まで演じていた。悲願のVへ。助っ人砲も全力プレーを欠かさない。その代償として、10月21日の西武戦(メットライフ)で、遊ゴロで一塁ベースを駆け抜けた際、左足首をねん挫。無念の戦線離脱で11月4日に治療のため一時帰国を余儀なくされた。チームの力になれない悔しさのあまり、助っ人の目には光るものがあった。ただ、それはもう過去のこと。新シーズンに栄冠をつかむため前を向く。

「大事なところでケガをしてしまったけど、去年は去年なんだ。もう切り替えているよ。今年は今年。だから、しっかりオフシーズンも準備してきた。チームの勝利に貢献できるようにね。そして今年こそ優勝をする。そのチャンスがあるんだ。そのためにボクは全力を尽くすよ」

 明るい性格でもチームを盛り上げるが、何より頼もしいのは豪快な打撃だ。大きなフォロースルーが象徴する鋭いスイングから放たれる打球の飛距離は群を抜き、開幕から本塁打を量産。2019年7月に途中入団し、来日3年目を迎える今季は、打撃のすご味が増している。

「日本に来たときに思ったのは、アメリカとピッチャーの質が全然違ったこと。日本のピッチャーはコントロールが良いし、変化球もとてもキレがある。最初は、とても驚いたんだ。だから少し苦労した。でも、今年で3年目。慣れてきたことは、とても大きいと思うよ」

放つアーチの数だけではなく1本1本も、また豪快だ。中でも5月23日の楽天戦ではZOZOマリンの右翼席上部の照明を直撃する、あわや場外弾だった。破壊力抜群の一打に周囲は魅了されるも、当の本人は意に介さない。

「ノーノー!(笑)。別にホームランは狙ってはいないんだ。だから、特に秘訣みたいなものはないんだよ。1打席1打席集中してボールをよく見る。それで自分のスイングをしている結果なんだ。打席ではボールをよく見ること。それを一番大事にしているからね。そうして『良い打席』を増やしていく。それが、チームの勝利につながっていくんだ」

 勝利のために打席に立つ。開幕時は三番も、3戦目から二番に座り、6月末から四番へ。「ボクは打順に対して、こだわりはないんだ」と起用法も多岐にわたるが、今季最多の64試合で出場した二番では、多彩な攻撃を展開した。

「基本的には、自分で考えてやっているんだ」と言うのがセーフティーバントだ。強打を警戒する相手を・・・

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