阪神はあの新人次第だ――佐藤輝明。首脳陣が彼をどう教えていくか、それがチームの行方を左右する。
前半戦を終わって121三振。首脳陣がああしろ、こうしろといじった結果、シーズン三振記録(94年、近鉄・
ブライアントの204)を塗り替えるようなことになれば、教える能力がないことを証明するようなものだ。
佐藤輝は当たったらホームラン、これが魅力だ。なぜ、こすったような打球がスタンドインするのか。ほとんどの日本人選手はどちらかというと手打ち。だが、佐藤輝は臍下(せいか)の丹田(たんでん・ヘソの下)、つまり腰を中心に軸をクルッと回して打つ。だから打球が飛んでいく。体勢が少々崩されてもレフトスタンドへ放り込むのだ。近年まれに見るバッターである。
そんな佐藤輝の本質を分かっているコーチが阪神にいるだろうか。最近は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン