週刊ベースボールONLINE

前半戦 ZOOM UPインタビュー

ソフトバンク・三森大貴インタビュー 貫きとおした先に「一番という打順は結構好き」

 

4年連続日本一中の王者・ソフトバンクのつまずきは、2021年シーズン前半戦の“混パ”に拍車をかけたと言っていいだろう。故障者と不調者に悩まされ、本来の力を発揮できなかった攻撃陣。ただ、マイナスばかりではない。交流戦途中から一番打者にハマったプロ5年目、22歳のガムシャラさはチームにとっての光明だ。
取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭、BBM

今季一軍初昇格となった6月は20試合に出場し打率.312。一番・二塁の穴を埋めた


チャンスを自分のものに


 昨季、ウエスタン・リーグで首位打者(打率.323)&最高出塁率(.397)のタイトルを獲得。それでも簡単に一軍の道が開かれるわけではなく、三森大貴は2021年シーズン開幕を二軍で迎えた。一軍を目指し、ひたすらに――。ブレることない信念が実を結ぶと、今度は一軍でもやってきた自分のスタイルを見せつけ、6、7月を駆け抜けた。

――前半戦振り返ってみて、自己採点するなら何点ですか。

三森 どうですかね……。点数をつけるとなると50点ぐらいですかね。やっぱりうまくいったところもあった半面、課題も見つかりました。

――前半戦だけで2019、20年の各24試合を超える31試合に出場したことは、評価できるのでは?

三森 そうですね。試合数という面でもそうですし、一昨年、昨年に比べて自分の役割というのはできているのかなとは思います。

――2年間の経験が生きている?

三森 それはあるでしょうね。開幕一軍を果たした昨季は、すぐに二軍に落ちてしまって……。でも、二軍に落ちたことで、そこからまたいろいろと自分のバッティングだったりを見つめ直す時間が持てた。それによって二軍ではしっかりと結果を残すことができましたし、自分の中で「この感じでいこうかな」というのが何となくまとまって。自分の中の方向性が見えてきた、っていうんですかね? それを「まずは今季、一軍で出そう」と思って取り組んできました。

――昨季ウエスタン・リーグのタイトルを獲得したからこそ、今季も開幕から一軍でという思いは強かったと思います。

三森 もちろん“一軍にいてなんぼ”だと思うので悔しさがなかったと言ったらウソになりますけど、それ以上に“やるしかない”と。一軍に何かあったときに誰よりも先に声を掛けてもらえるように、しっかり準備することだけを考えて。ケガをしないということもそうですけど、成績を残さないと上がれませんからね。

――『チャンスに対する備え』という部分は以前からも口にしていました(※下記Memories of Voice参照)。

三森 一軍のチャンスが巡ってきても、ケガをしていたり、自分の調子が悪かったりしたら意味がない。僕自身、悔しい思いも経験しました。まずは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

関連情報

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング