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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第73回「キャッチボールで目をつむっても同じ場所に投げられますか?」

 

ダンプさんが一度受けたかったという巨人・江川


すがすがしい意見?


 昔の資料が出てきたんですよ。平成22年に新潟県高等学校野球連盟の講習会に行ったときの資料です。西暦だと2010年だから11年前ですか。紙も少し茶色っぽいですね。僕もまだ68歳。元気もりもりヤングだった時代です(笑)。

 これはその報告書で、参加した先生や子どもたちの感想が書いてあるんですけど、結構、僕のキャッチボールに驚いたという意見が多いんですよ。ウソ? いや、失礼な(笑)。まずは読んでください。

(編集部注:しばらく読みました)

 どうですか? 一番たくさん僕の名前が出てきてるでしょ。このとき1時間半かな。相手はどんどん変わったけど、僕がずっとキャッチボールで投げ続けて、全部、ビシビシと決めたんです。子どもたちは最初、「このずんぐりしたおっさん、ちゃんと投げられるのかな」と思って見ていたんじゃないですか。途中からはみんなびっくりしたような顔になっていましたけどね。

 調子に乗ったわけじゃないけど、途中で少しいたずらをしたんですよ。目をつむって投げたんです。もちろんずっとじゃないですよ。子どもたちの球は、どこに行くか分かりませんから、見てなきゃ捕れません。捕ったあと右手を引いてテークバックを取ったあと目をつむったんです。

 途中で右前の子が気がついて「あれ、あの人、目をつぶっているぞ!」と声を出し、そこからざわつき出した。要は手だけで投げてないからできるんですよ。下半身、腰を使い、それに手はついていくだけ、「ほうるだけ」という投げ方だから、何球、投げても狙ったところに行くし、目をつむっても問題ないんです。

 報告書に、新潟南高校の小野塚先生もこう書いています。

「辻氏のキャッチボールの送球には驚かされた。きれいな回転でスーッと・・・

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