今年も多くの選手たちがユニフォームを脱ぐ。燃え尽きて、あるいは志半ば……事情はそれぞれだ。ここでは直近に発表した何人かをピックアップし紹介する。彼らの第2の人生に、幸多きことを──。 ※情報、年齢は10月3日現在 日本ハム・斎藤佑樹
“ハンカチ王子”として大フィーバーを巻き起こし、プロ入り後も話題を集め続けてきた男が決断を下した。
10月1日、日本ハムの斎藤佑樹は球団を通じて「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」と引退を発表し、コメントを残した。
2006年夏の甲子園決勝で早実のエースとして、
田中将大(
楽天)を擁する駒大苫小牧高と引き分け再試合の激闘の末に優勝。甘いマスクとともに、青いハンカチで汗をぬぐう姿から“ハンカチ王子”の愛称がついた。早大でも神宮を沸かせ、“持ってる男”と脚光を浴びた。
しかし、11年に日本ハム入団後は苦しい時期が多く、1年目に6勝、2年目は開幕投手を務めたが、肩やヒジのケガに悩まされた。昨年10月には右ヒジ靱帯の断裂が判明。保存療法を経て今季ファームで実戦復帰を果たすも、マウンドでの姿は本来とはかけ離れていた。
発表の2日後、3日のイースタン最終戦(鎌ケ谷/
DeNA戦)では6回に4番手で登場し・・・
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